k-takahashi's blog

個人雑記用

テレビに「ゾンビ出現」の速報

 米モンタナ州の放送局が今年2月、通常の番組を中断して「ゾンビ出現」の緊急警報を流す騒ぎがあった。
(中略)
 報道によると、2月にテレビで流れた警報は「死人が墓場から出てきて人間を攻撃しています。こうした死人に近づかないでください。非常に危険です」という内容だった。

テレビに「ゾンビ出現」の速報トラブル、原因は緊急警報システムの脆弱性 - ITmedia エンタープライズ

原因の方はかなりお粗末な話で、

IOActiveによれば、このデマ警報は、EASから警報を受信してチェックするシステム「DASDEC」の脆弱性に起因していたという。DASDECはEASから受信したメッセージの内容を確認すると、放送を中断して警報を流す仕組みになっている。
 ところが、Monroe Electronics社の「DASDEC-I」と「DASDEC-II」には、root権限のSSH鍵がファームウェアアップデートパッケージの一部として出荷されているという問題があった。攻撃者がこの鍵を使ってリモートからシステムを制御し、偽の警報を流すことが可能だったという。

テレビに「ゾンビ出現」の速報トラブル、原因は緊急警報システムの脆弱性 - ITmedia エンタープライズ

鍵を公開してどうするよ、ということだった模様。


調べてみたら、2月12日のニュースとしてロイターでも報じていて、

You survived December's much-heralded Mayan apocalypse, but now fear the "zombie apocalypse" and its deadly attacks?

That zombie apocalypse warning in Montana? It was fake | Reuters

(適当訳:12月のマヤの黙示録が過ぎたと思ったら、今度はゾンビの黙示録だ。奴らは襲いかかってきているぞ)
というのがあった。記事を見る限りでは、警察等への問い合わせもほとんどなかったようだ。さすがに、これでパニックになるわけではないのだな。


事件を報告した IOActiveのページにはもう少し詳しい情報も載っている。
探してみたら、動画もあった。

番組に被さる形で、警告の文字が流れ、アナウンスが聞こえる。いや、いきなりこれ見たら、驚くんじゃないか?


(もちろん、こんなお粗末な話が真実なわけは無く、実際にゾンビが攻撃してきたのをアメリカの特殊部隊が撃退したので、偽ニュースということにしたんだ。そうに違いない。うん。
ほら、こんな本*1も出ることだし。)

*1:

ゾンビサバイバルガイド

ゾンビサバイバルガイド