JAXA相模原キャンパスの特別公開を、今年は7月25日(金)・26日(土)の2日間にわたって開催します。
ISAS | JAXA相模原キャンパス特別公開2014 / イベント
ということで、今年も行ってきました。友人Kとは途中の電車で合流、友人H、友人Kとは淵野辺で合流。ここから宇宙研まで徒歩移動。
到着してすぐに、國中先生の「宇宙科学セミナー」の整理券に並ぶが、なんと完売で入手できず。もう少しはやくこないといけないらしい。はやぶさ2ネタだけに、もう少し気を使っておくべきだったか。
あと、水ロケットも今年はなかった。これはなぜなんだろう?人気企画のはずなのに。
そのはやぶさ。第1会場にある模型は幕張に出張中らしく、別の模型が飾ってありました。今年打ち上げ予定ですが、詳細スケジュールの決定はもう少しあとになるとのこと。全体にはやぶさ2の展示が控えめ(でも、カンパはやっていた。この額が関心のバロメータの一つかな、と思ったので千円札を1枚入れてきました)。
月惑星の縦孔・地下空洞調査
なぜか気合いを入れた展示になっていた。孔自体は何年も前に見つかっていたし、別に今回新規にPJが立ったわけでもないのだけれど、どういうことなんだろうか。
現在、月に3カ所見つかっている、直径・深さともに数十メートル級の縦孔。これを調査しようという話。さすがに、人型ロボットを縄ばしごで降ろすのは非現実的で、ではどうやってやるのかというのを複数検討しているそうだ。
簡単な観測装置を複数投げ込むタイプが一番コストが低く、これなら100億程度らしい。
実は、孔の底にはかなり古い時代からの堆積物が溜まっている可能性があり、これをできるだけ損ねないようにどうやって探査するのかというのが難しいようだ。
孔の側面は地層調査にもつかえるので、本来ならしっかりした調査隊を送ってサンプルを持ち帰りたいのだろうな。
なお、火星にも同様の孔があるそうです。
イプシロンロケット講演
井本隆行先生の講演聴講。
森田プロマネをサポートする立場の方で、1年前の今頃は、目前の打ち上げ関連業務、関連開発業務、その後の開発提案、と3つ平行で進めていて、倒れる寸前の過労状態だったらしい。(旧宇宙研系の人達はこういうのを美談っぽく語るし、当人達の心意気はよいのだけれど、管理面からは、これあまり良いことではないと思う)。
例の19秒前問題も、試験漏れがどこで起きたかすぐに分かったようで、かなり落ち込んだ感じだったみたいです。
とはいえ、きちんとリカバーして打ち上げ成功ですね。やはり嬉しそう。
増強型は主に2段目を強化して、打ち上げ能力を30%ほど上げるものらしい。今週の会議で正式なゴーサインがでたとのことです。
もう一つは、森田泰弘プロマネの講演。こちらは非常に手慣れた感じで、固体ロケットの長所を中心にまとめた講演でした。
ちなみに、昨年の打ち上げ延期先が9月14日になった理由の一つは、子供達が見られるタイミングにしたかったから、というもの。やはり、本当は夏休み中に打ちたかったんだろうな。
昼食
今年も、「ダークマターカレー」。他に面白そうな新作はないかと探したけれど、特になかった。