k-takahashi's blog

個人雑記用

橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで

本展は、指輪を中心とする宝飾品約870点からなる「橋本コレクション」が国立西洋美術館に寄贈されたことを記念する企画で、2012年に本コレクションを収蔵して以来、初のお披露目の場となります。橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪は、年代や素材に偏りがなく、極めて広範な内容を持っています。本展では約300点の指輪を一挙に公開し、橋本コレクションの個性豊かな顔ぶれをお楽しみいただきます。

橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き|過去の展覧会|国立西洋美術館

なんとなく行き損ねていたが、クローズ直前に飛び込みで見学に出かける。(明日15日まで)


開場15分ほど前に集合。この時点で20〜30人ほど。
なにしろものが指輪で小さいので顔を近づけて見ざるを得ず、混雑したらどうしようと思っていたのだが、幸いにしてそれほどの混雑はなし。


古今東西から様々な指輪が集められていたようで、中王国時代のエジプトのスカラベ(今から4000年ほど前)のものから、20世紀中盤のものあたりまで様々。


宝飾品としてのものもあるが、魔除け、証(結婚の証もあれば、政治的意味合いのものもある)、実用品(印章代わり)、権威を示すものなど様々。展示を見ていると純粋に美術品としての指輪はむしろ少ないのかもしれない。


美術品としての指輪は当時の流行や衣服の傾向とも合わさっている。この辺は、アールデコ調なんかが分かりやすい。


指輪サイズのものを細工するのにはかなりの技術が必要で、その技術が失われてしまったために新たに作ることも模造品を作ることすらできない時期があったとか。一方で、技術が復活するとすぐに模造品がでてきたりもするそうです。


あとは、ネタ系もスプートニク・リング(カルティエ製)あたりはまだしも、クォーツで覆われた時計付きリング(1965年、デンマーク製)とか、カメラ付き指輪(1950年頃、ロシア製)とか、そりゃウェアラブルと言えば言えるけれど、なんか笑える。