k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 178 "Toilet Bomb" 〜映画「リーサル・ウェポン2」の検証

映画「リーサル・ウェポン2」に、爆弾が仕掛けられたトイレに男性が座ってしまうが、爆弾に液体窒素をかけて爆発までの時間を稼ぎ、その一瞬のすきにバスタブに潜り込んで九死に一生を得るというシーンがある。これは本当か?
ということで、検証するのは「トイレに座った状態からバスタブに飛び込んで防弾マットをかぶるまでに何秒かかるか?」、「液体窒素をかけると爆発を何秒遅らせることができるか」、「バスタブに潜って防弾マットを被れば生き延びられるのか?」


まずバスタブに飛び込むのにかかる時間の測定。
アダムとジェイミーが二人でバスタブに飛び込むのだが、微妙に嫌そうな二人の様子が愉快。スローモーションだと更におかしい。
所要時間は最短で1.8秒。約2秒というところ。
ここで追加実験。映画では長時間座ったままだったが脚がしびれたりしないのだろうか、ということの検証。専門家に質問したら血栓ができる危険もあるので2時間くらいにしておくようにとの指導。で二時間座り続けるジェイミー。かなり痺れはきているそうだが、所要時間は意外にもほとんど同じだった。

二つ目は「液体窒素を爆弾にかけると爆発が遅れるのか」ということの検証。
まず爆弾本体に液体窒素をかけてみたが、これはほとんど影響なし。
ではということで今度はバッテリーごと冷やしてみると今度はゆうに10分以上爆発せず。これではバスタブに飛び込むことなく普通に逃げれば良いなあ、という結果。

三つ目は「バスタブで防げるのか」ということ。
映画そっくりに部屋と便器とバスタブとをセッティングする二人。このバスタブが思ったよりも厚く重い。
バスターを中に入れて、1kgのC4爆薬を便器の脇に置いて爆発させる。
部屋はバラバラに吹っ飛んだがバスタブは平気。そしてバスタブ内部においた圧力計の数字も、耳が多少やられるかもしれないが命に支障は無いというレベルだった。

映画のエピソードの検証は何度も番組でやっているけれど、が本当だったのは珍しい。


アシスタントチームは、鳥がVの字で飛ぶのは体力温存のためだと言われるが、飛行機でも燃費改善するのか?という課題。
専門家に尋ねると、V字編隊では羽ばたきは確かに節約できているそうだ。でも羽ばたくわけではない飛行機はどうだろうか? まず、水槽実験。すると効果はありそうということに。
そこで地元の飛行チーム「ウェストコーストレイブンズ」のプロペラ機9機を使っての実験。

まず比較用に普通に飛ぶ。そして編隊を組んだ場合。まずV字。次が横一列。次が縦一列、と続ける。縦一列はひどく不安定で、乗り物酔いに弱いグラントは大変そう。トリーも疲れた感じだった。

結果は、V字は3〜5%の燃費改善。なぜか先頭の機体の燃費も向上していた。他の二つは目立った効果無し
では、V字の間隔を広げたら(60メートル)どうなるか? こちらは「効果があるかも」というレベル。


旅客機だと万が一のことがあってダメだろうけれど、ドローンとかだと有効ということになるかもしれない。