現生生物による汚染を極力排除した新しいサンプル調製法を用いた結果、これまで真核生物の起源とされていた分子痕跡が現生生物による汚染だったことがわかった。これにより真核生物の起源はこれまでの28億年前から15億年前に修正されようとしている。
真核生物の起源再考 - サイエンスあれこれ
へえ、という記事。
この記事の後半に
これで真核生物の起源は生物化石を根拠とする15億年前と考えるのが妥当となったが、これは酸素を必要とする真核生物が、地球上に十分な酸素が生み出されたとされる24-25億年前よりも後に登場したことになり、これまでの起源より辻褄が合うという。
真核生物の起源再考 - サイエンスあれこれ
とあり、あれ? 今月号のニュートン*1はちょっと違うこと書いてあったような?と思って読み直してみたら、ニュートンの方は、「21億年前に真核生物が出現」(p.58)となっていた。
87ページのグラフには、25億年前くらいから酸素が急増し、それを受けて21億年前に真核生物登場となっていた。
ニュートンの21億年前という記載は、上記記事の28億年前とも15億年前とも異なる。なんか、まだ論争続いているということなんだろうか。
*1: Newton(ニュートン) 2015年 07 月号 [雑誌]