k-takahashi's blog

個人雑記用

ゲームの企画書(3)

ゲームの企画書(3) 「ゲームする」という行為の本質 (角川新書)

ゲームの企画書(3) 「ゲームする」という行為の本質 (角川新書)

 

 3巻は、『ワニワニパニック』、『パワプロみんゴル』、『日本ファルコム』の3本。

面白かったのは『パワプロみんゴル』。

スポーツゲームとは何を楽しんでいるのか」というのがあり、海外ユーザは「本当にクラブを振っている」のを期待するが、日本では「スポーツをゲームの文法に置き換えて」いる感覚が強いのだそうだ。

その流れで面白いのが「デフォルメがリアル」というところ。

 2頭身にしたことで、かえって真剣に対戦している感じが出てしまったんですよ

頭が大きくなったことで、選手の「視線」の動きが表現できるようになったんです。すると「演出」ができるんです。

(中略)

誰かがボールを取ったら、次はランナーへ目線を送る。それこそランナーが塁を離れた瞬間に、一気に目線を注目させると、すごく臨場感が出るんです。(No.1472)

 あとは、サクセスモードの話。3年間の間に選手を育成するのだが、

さらに横を見たら3年間で卒業するゲームがあるわけですよ。(No.2005)

だそうで。(ときメモですな)

あとは、「テレビを再現する」というのは、ダビスタに通じるなあ、と。

 

なお、ウェブで好評だった「鳥嶋和彦氏と佐藤辰男氏の対談」は別になるそうです。