k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2020年4月号

 

軍事研究 2020年 04 月号 [雑誌]

軍事研究 2020年 04 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/03/10
  • メディア: 雑誌
 

 航空機開発関係の記事が幾つか。

『不可解なデジタルセンチュリーシリーズ構想』(林富士夫)は、米軍の次期制空戦闘機開発についての解説。ウィリアム・ローパー次官補が2019年に発表した新構想(デジタル・センチュリー)について批判的に紹介している。戦闘機開発のサイクルを軽量化したいという意図はともかく、課題も色々見えているのだからまず小型プロジェクトでやるべきだろうというのは、まあそうだろうと。

F-35の爆買いから見えてくる次期国産戦闘機』(松村昌)は、空自の次期戦闘機(F-X)の考え方について。調達機数と防衛産業基盤維持をどうするかという観点で、F-35があるのだからそれと組み合わせて要請を満たせば良い、だから国内技術中心で4.5世代水準の軽量機を作るべきだ、という。(p.50に乱丁あり。文意は分かるけど、修正は http://gunken.jp/blog/archives/2020/03/12_1130.php

 

ECMポッドとIEDジャマー』(井上孝司)は、電子戦機材の話。AN/ALQ-99 (ポッドの先端にタービンが付いていて発電している。27kVA分あるそうだ)、AN/ALQ-249(フェーズドアレーを使って外見を綺麗に)など。
IED対応(これは航空機ではなく陸上用)の話もあって、要は携帯電話を使った起爆に対応するために電波をジャミングするもの。

 

『陸将住職の行状記(1)限界集落で住職兼独居農夫の生活(その一)』(土井義尚)は、新連載なのだが非常に個性的な記載になっている。メインの補給統制本部の話は第3回からとのこと。