k-takahashi's blog

個人雑記用

オービタル・クリスマス

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 堺三保先生の「初」映画作品。クラウドファンディング開始から2年半。ようやく現物を目に。
15分の短編ということもあるのかストレートにいい話。きちんと作っただけあって映像も綺麗。もう2か月早ければクリスマスに見られたのにな、というのがちょっと残念。

 

40過ぎてから一念発起して南カリフォルニア大学に留学。ただこの留学も大変で、特に最終年度の様子なんかは「大丈夫か?」という感じでしたが、それらを乗り越え、ここまで辿り着いたのは素直に感心。

 

もちろん、これは第一歩でその先を目指すことも前提となっている。それは特典としてついてくるメイキングからも伺えて、きちんとした手順・手続を踏んで映画を作っていて、それが出来ることを示すこともこの映画の目的の一つ。(そのせいなのか、撮影ギリギリまで大変な思いをしたことも、メイキングに出てくる) プロデューサーが「資金集めで止まると思ってた」なんてインタビュー映像で言っているけれど、実際資金集めは難題で、そこもクリアーしたところもポイントなんだろう。

 

15分の映画で2000万円。フルの映画120分とすると長さが8倍。最低でも2億と言いたいところだけれど、比例で済むはずがなくて、やっぱり数億。本作レベルで長編取ろうとすれば、最低でもそれぐらいはかかるんだろうな。
でも、次のクラウドファンディングあるなら乗る。乗っていいと思える作品でした。