k-takahashi's blog

個人雑記用

ブレイジング・エース

 

ブレイジング・エース! ―西部開拓のトランプゲーム集―

ブレイジング・エース! ―西部開拓のトランプゲーム集―

 

 ちょっと分かりにくい設定。「西部開拓時代のトランプゲーム集」と書かれているが、実際には「クニツィアが考えたオリジナルゲーム集」。西部開拓時代に遊ばれたという設定と小話が付けられている趣向。

基本的にはポーカーの役を使った様々なバリエーションで、ドラフトや列(1列の場合も5列の場合もある)、手札の有無などの組み合わせ、更に得点システムを変えることで色々なゲームを作っていく事例集として読むことができる。こんな感じで引き出しが頭の中にたくさん整理されて入っている人なんだね。

 

面白いのはショートデッキ(4スートの7からAまでの計32枚を使う)で、これを採用するとフラッシュが作りにくくなる(が、ゲーム上の順位は普通のまま)となるのでそれだけでゲームが変わってくるところ。ポーカーの役を増やすというのもあり(全部赤とか、絵札だけとかも役として認めるもの)、これもやはりゲームが変わる。特に一番弱い役を作ろうとすると、役が増えると思わぬところで順番が変わる。