数学ガールの物理本の電子版、というジョークが発表直後からあったけれど、数学ガールのやりかたで物理を扱っている。今回は基本ということでニュートン力学。
内容的には、高校レベルの話で、放物線、ニュートンの運動方程式、万有引力の法則、エネルギー保存則を扱っている。エピローグの部分でケプラー法則と運動方程式の関係を扱っている。これをテトラちゃんにやってもらうと長くなりすぎるからかな。
自然に出てきて欲しい。熟れたリンゴが自然に落ちてくるように
物理学の法則を数式で表したとき、どこまでが物理でどこまでが数学か、と言う話題もある。なんとなく天下り的に指示されることの多い法則類だが、数学的には「定義なの?定理なの?」「なぜそう定義したの?」ということになり、そこも丁寧に扱われている。
高校生向けの物理のガイドとしてとても良い一冊だと思う。