特殊は「数学パラドックス」。確率と無限がやはり定番。
最後に「バナッハ・タルスキーのパラドックス」が「バナッハ・タルスキーの公理」に変わった事例を紹介している。
「ゼロから分かるクリスパー」。去年のノーベル化学賞、クリスパーの解説。CRISPR-Cas9の発展で、現在は「切る」機能だけれど、場所を特定するところまでは同じで、塩基編集(一文字編集)やプライム編集(数十文字の追加・削除)、エピゲノム編集(化学修飾の変更)などが開発されている。このエピゲノム編集を用いた遺伝性疾患を調べるプロジェクトも今年4月にNIHで始まった。
「集中力の心理学」。フローやゾーンといった集中状態の話から始まる。集中というのは集中対象以外に対する不注意でもあり、それは良いこととは限らないので、ヒトの機能として集中し続けることを防ぐ機能があると考えられている。