k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2022年11月号

 

特集は「宇宙のすべて」。ファーストスター探索のところには「エアレンデル」(129億光年の彼方にある恒星。重力レンズ効果で運良く発見できたもの)も紹介されている。

 

Y染色体が失われると心不全が悪化する」。血液細胞で加齢とともにY染色体が失われる「後天的Y染色体喪失」という現象がある。70歳になると40%を越える。でこういう人達は心不全を起こしやすい。調べたらマクロファージがTGF-β1を過剰に放出することで組織が繊維化してしまうのだそうだ。

 

「ヒトが話せる理由」。喉や口を制御することで複雑な音声を発生させていることは知られていたが、他の霊長類と比較するとヒトだけ声帯膜が失われており、音量の効率は下がったが音自体は安定して出せるようになった。これが効いているのではないかという説。

 

「気候操作」は温暖化対策の一つで、「CO2回収」「太陽放射改変」の2つがある。もう排出抑制は間に合いそうもないので、この2つが注目されている。太陽放射改変の方は、宇宙日除けとか成層圏エアロゾルとか、テラフォーミングとかででてくる話。従来は歯牙にもかかっていなかったが、真面目の議論が始まったそうだ。

 

「毒をあやつる生物」は、文字通り毒を持つ生物の色々な紹介。セイタカアワダチソウが、2000年頃から勢いを失ったのは、自分の毒で自分がやられてしまったからかもしれないそうだ。

 

写真は、食虫植物と火山。毒々しかったり、綺麗だったり。