bonsai-games.net付録ゲームの「カフカス攻防戦」についてこんなことが書かれている。
マップと戦闘序列はオリジナルに忠実ですが、ルールは大幅に変更されています。
(中略)
ご安心してください。『カフカス攻防戦』は、「ハリウッド型契約」のおかげでそんな心配は無用です。(p.3)
テーマは興味深いが、完成度に問題がありすぎた。それを編集部の方で直しました。ということのようだ。
カフカス攻防戦自体はブラウ作戦の終盤、カスピ海に届くか(ウラルの石油が取れるか、イランルートを遮断できるか、トルコの参戦を促せるか)がかかった作戦となる。戦史的には年末のスターリングラード戦の知名度の方が大きいが重要度は大きいという評価になるようだ。
記事はヒストリカルノートとプレイレポート。他ゲームでのカフカス戦の扱い方なども触れていて面白い。
特集はプロが利用する商用ゲームとプロが作った商用ゲーム。軍事知識があればゲーム的な知識は必要なく、アフタープレイの検討が重視されているあたりがそれらしい。
『2022:ウクライナ』のデザイナースノートも面白かった。「良識派」が浴びせるヘイトはやはり相当なものだったようだ。22年にロシアが勝てなかった要因がどうゲーム化されたのかはよく分からなかったが。