k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンド 145号

 

コマンドマガジン Vol.145『戦略級 南北戦争』(ゲーム付)

コマンドマガジン Vol.145『戦略級 南北戦争』(ゲーム付)

 

 付録ゲームは、S&T誌43号のダニガンの "The Amrican Civil War"をリデザインしたゲームをさらに調整したもの。米南北戦争の戦略級ゲームがないというところからの企画のようだ。(ベースが古いのは否めないが、掲載リプレイを見る限りではいかにも戦略級)
現在のゲームの紹介記事もあり("The Price of Freedom", "Lincon's War")、さすがに進歩の具合が分かる。

南北戦争の簡単な入門書も手に入りにくい現状、ヒストリカルノートもありがたい。

 

大木毅先生の新連載は、第一次世界大戦像について。マルヌ、ヴェルダン、アルビオンの順で短期連載とのこと。今回はマルヌで、ドイツの敗北は作戦自体の破綻だったという最新説の紹介。

 

徳岡正肇氏のコラムは、マイナーテーマについて。マイナーテーマを売る手段も、マイナーテーマについて調べる方法も、格段に拡大した現在は、昔とはやりかたが変わるという話。ロングテールと言えば分かる人には分かるが、シミュレーションゲームに必要な「調べる」も楽になった