k-takahashi's blog

個人雑記用

中国人民革命軍事博物館

仕事での北京出張で、ちょっとだけ観光の時間がとれた。
普通は天安門故宮あたりなのだろうが、6・4事件の記憶が生々しすぎて天安門に行く気にはなれず。「この国はまだ若いのです。波が穏やかになるには、まだ……」


ということで、中国人民革命軍事博物館に行ってきました。
内容についてはよく言われている通りでして、どこの国でも軍事博物館なんてのはpatrioticでselfishなものに決まっているわけで、(北京のは、度を超して酷いとはいえ、)それ自体は、仕方ないでしょう。

 ところで、博物館の脇で日産が展示会を開いていたが、どういうつもりなんだろう?



 時間は1時間ほどしかなかったので、兵器館だけ見学。(すぐ隣に「土地解放うんぬん」というのがありましたが、最初の展示見れば誰でも萎えるでしょう。)

 兵器館は1930年〜70年あたりまでに使われた兵器の展示が行われており、結構大物がたくさん残っている。日本では見ることのできない、旧日本軍兵器も山のようにあるので、それを中心に見学。(兵器館の3分の1くらいは日本軍のものだと思う。)



 入場してすぐのところ97式戦車(チハ)。中国仕様に塗り替えられてます。内戦時に活躍したらしい。


他に屋内展示されていたのが、

  • 50ミリ迫撃砲(多分、八九式重擲弾筒)

  • 九六式25ミリ対戦車砲(ってあったっけ?)


次が庭。庭に簡易屋根を付けただけの場所に、またずらりと兵器が並んでいる。

  • 八八式7.5㎝野戦高射砲

  • 九四式三十七粍速射砲

  • 十四年式105ミリ加農砲(って書いてあるんだが、そんなのあったっけ?)

  • 九〇式野砲

  • 九五式野砲

  • 九二式歩兵砲



 同じ場所に車両もあって、型名が書いてなかった鉄道道路両用車、中国軍仕様に塗られていない97式中戦車。

 ずらりと並んでいる風景がこれなのだが、手前のシャーマンや一番奥の(写真から切れてますが)T-34に比べると日本戦車のひ弱さがはっきり分かります。



 艦載砲もあって、80ミリ砲と25ミリ砲(二連)がありました。



反対側の庭には航空機と艦艇。さすがに当時の中国に外洋艦はないのですが、航空機は(鹵獲品、撃墜品を含め)あります。こちらは九九式高等練習機



 博物館ショップの中はこんな感じ。

ミリメシもありましたが、さすがに怖くて買えませんでした。