新しい高校生物の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)
- 作者: 栃内新,左巻健男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/01/21
- メディア: 新書
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高校では生物は選択しなかったから、実は一通りなめるのは中学以来ということになる。たまにはこういうのを読んで頭の中を整理しておくのは気持ちがよい。
ルートとシュートという言葉とか、ウェントの走光性質仮説が反論されていたこととか、は知らなかったし、記憶のリフレッシュにもなる。
ただ、全体の最後が生態系の話なのはいいけれど、カーソンとコルボーンてのはどうなんだろう。安井先生の記事「コルボーン・カーソン」を見ていると、彼女等の業績をたたえるのは注意深くやらないとかえってトータルでマイナスになりかねない危険があると感じられる。これは、教育という観点では決してよいことではないと私は思う。触れるなら最後ではなく、途中において、その後できちんとフォローした方がよいだろう。