k-takahashi's blog

個人雑記用

SFマガジン2007年10月号

 ワールドコン特集、はもう過ぎた話だからいいか。(予定表は多分ズレが多いだろうと思ってあまり参考にしていなかった。)


 ワールドコン合わせだったはずの「スカイ・ホライズン」(デイヴィッド・ブリン)。ファーストコンタクトネタとして読んでも面白い(微妙なすれ違いっぷりが愉快。「我々は虫けらに借りなど作りたくない」という部分は笑った。 あと、クレメンツ先生のやり方が面白いのだが、これってアメリカではある程度普通に行われている方法なのだろうか? それともさすがにある種の理想像なのだろうか)のだが、おそらくポイントは異世界におけるスクールカーストとか若者が中心となって作る社会秩序などの話なのだろう。可能性を広げる場を提供するというのがお礼ということなのだろう。
 高校生達が人類の未来をかけて苦闘するとなると、実はラノベなのか?


 毎度おなじみ「ゼロ年代の想像力」。今回のキーフレーズは「謙虚でエレガントなバトルロワイヤルへの参加(決断主義的態度)」かな。ちょっと話がくどいような印象(同じ内容が何度も繰り返されているように思う。)だが、それはセカイ系にあまりなじんでいない人間の感想であって、一般的にはこれくらい書く必要があるのだろうかな? 個人的にはもうちょと早く話を進めても良いと思う。