ロール＆ロール38号

Role&Roll Vol.38

　特集の「うまいプレイヤーになりたい」が興味深かった。完成度とかの点では不満もあるのだけれど、とにかくこの記事があること自体を評価したい。自分の備忘録も兼ねて、引用。

• TRPGのカギは「ロールプレイ」
  1. ここでのロールプレイとは、単に「キャラクターをカッコよく演出できたか」ということだけではなく、「キャラクターを通じて、プレイヤーがゲームにうまく参加できていたか」というような、広い意味で用いている(p.60)
• ロールプレイの基本
  1. マナーをわきまえてロールプレイしよう
  2. 受け身ではなく積極的にロールプレイしよう
• しっかりとキャラクターを打ちだそう
  1. 個性や、与えられた背景情報を活かそう
  2. キャラクターに与えられた役割分担をきちんとこなそう

　あとは、上手いタイプとして

1. 会話が上手い
2. 演技が上手い
3. 人をまとめるのが上手い
4. サポートが上手い
5. 情報活用が上手い

に分類して、長所と注意点をまとめている。

　そして、上達のためのヒントとしては

1. 目的意識を持つ
2. 尊敬できる相手を見つける
3. 多くのシステムやシナリオを読み込む
4. いろいろな人とゲームしてみる
5. 感想戦のための時間を設ける
6. プレイリポートやリプレイを書いてみる

などを薦めている。

　とっかかりとしてはいいんじゃないだろうかと思います。ただ、折角「上手さ」の分類をしたのなら、上達のヒントもそれに対応させて欲しかった。デザインと絡む部分は各論だから、それが今後のロール＆ロール誌の初心者向けガイド記事に反映していればいいのだな。