戦車学校III型

萌えよ!戦車学校III型

　シリーズ第3作。今回は第二次大戦の序盤を紹介。ポーランド戦からスターリングラードまで。
各国の戦車を紹介するという趣向なので、フランスやイギリス、日本などの戦車も、想定したとおりの状況で使われればきちんと機能するということが記述されている。（もちろん、相手のあるところで劣ったことをするから苦戦するわけですが。）

　例のティーガーフィーベルの翻案版も掲載されています。データなどはオリジナルのティーガーフィーベルから流用し、MC風のイラストが添えられています。実用性という点では、当時米軍が作ったB-29のマニュアル*1の凄さには及びませんが、お姉さんのイラストで読者の関心を引こうというのは、今も昔も変わらない。
　敵戦車（T-34とかKVとかM3とか）の種類によって自分が最も有利になる交戦距離が違うことが書かれているのですが、その数字でT-34がやや過大評価されているそうです。苦労したんでしょうね。

*1:

B‐29操縦マニュアル