k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode:96 Lead Balloon

 邦題は、「ダイナマイトでサーフィン波」。


 原題の"Lead Ballon"は英語の慣用句で、

〔話〕 (鉛の風船のような)到底だめなもの, 失敗.
go over like a lead balloon まったく話にならない.

http://dictionary.goo.ne.jp/search/exej0195690-20020-00000-00000/ej/5/

という意味。でも、「できるんじゃね?」と思ったアダムとジェイミーが作成に挑戦する。
 まず、アルミホイルならぬ「鉛ホイル」を探すところから。米国内には見つからず、ドイツの会社から入手(ここで、ドイツ語で喋るジェイミーの姿が映った。何カ国語できるんだろう?)
 ただし、このホイルは非常に破れやすいのが問題。この破れやすいホイルを使ってどういう気球を作ればよいのか。この問題はアダムが解決。折り紙の要領で、畳んだ状態から膨らますことができる一辺が3メートルの立方体を設計したのだ。計算によれば、気球の重量は11キロ。完全に膨らんだ状態での浮力が30キロ強なので、破れずに膨らますことができれば成功するはず。

 後半は、製作場面の苦労の紹介。徹底的な床掃除に始まり、髭でテープをこすって静電気を飛ばすジェイミーとか、クレーンに釣られた状態で貼り合わせ作業をするアダムとか。

 製作完了の後、ヘリウムを入れて膨らますのも一苦労で、均等に膨らまない。そのままだと破れてしまうので色々と工夫が続く。最後には、実験は無事に成功して見事に浮かび上がる「鉛の気球」。

 「飛行船を造れないかな」 「Lead Zeppelin か」というジョークでオチ。


 サーフィンの方はアシスタントチームが担当。ネット上に流れている「ダイナマイトで波を起こして、その波でサーフィン」が実現可能かどうかの実験。
 採石場跡にできた池をみつけてきて、実験はそこで行うことになった。ここなら魚も何もいないとのこと。
 問題の一つは誰がサーフィンをするか。水中でダイナマイトを爆発させた場合、その衝撃波が伝わる範囲に人がいると、人体の比重がほぼ水と同じなので衝撃がそのまま内蔵に伝わり、胃腸や肺の内部が破損してしまう。つまり人間が実験するのは無理。 そこで、グラントがロボット作成。手をぱたぱたと振り回して動くロボットをサーフボードの上に取り付けていました。

 ダイナマイトの方は、水槽実験、池での実験を何度か行って、水深3.7メートルで90kg(!)のTNTを爆発させることに決定。盛大な水しぶきとともに波が発生するが、この波はすぐに減衰してしまい、波乗りはできず。

 でも、大爆発に満足気味のアシスタントチームの面々でした。