k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 193 – "Fright Night" 〜ホラー特集

ホラーに関わる伝説を3つ検証する。


一つ目は恐怖の周波数伝説。不愉快な音や不気味な音楽という話ではなく、耳に聞こえない19Hzの音が人間を恐怖に陥れるという伝説がある。本当だろうか。
アダムとジェイミーは古いキャンプ場を探し出す。同じ作りの小屋を4つ用意し、一つにだけ19Hzの音を浴びせる。被験者はそこに幽霊がいると言い出すだろうか、という実験だ。
音を発生させるために4万ワットのスピーカーを調達。巨大なスピーカーだがフルパワーで動かすと窓とかが振動してしまいバレてしまうほどのパワー。ただ、バレてしまっては困るのでパワーを調整する。
さて、10人で実験。結果から言うと効果無し。ただ、入る順序が一定であり、かつ一番不気味と言われたのが最初に入った小屋だったので、実験条件が不備だったのかもしれない。


二人がもう一つ挑んだのが、死体を運ぶ作業は簡単かという実験。ホラー映画では死体を運ぶ場面は定番だがそれほど楽な作業だろうかという問題である。死体処分オリンピックだ、とノリノリのアダム。
実験のために用意されたのが、手術トレーニング用の人形。かなり不気味な外見だが、そのままだと壊れてしまうのでこれを袋に入れる。さらに犯罪っぽさが増す。
実験は障害物コースを作り、そこを同じ重さの重りと人形とで走ってみて違いが出るかをみるというもの。
人間は運びにくいだろうというジェイミーだったが、やってみると人形の方が早い。腕を引っ張って起こしたり、担いだりというところがどうも人型の方がやりやすいようだ。
ただし、不気味だった、とはアダムのコメント。
映画のシーンとしては運んだ死体を埋めるのもよくあるが、これにはどのくらいかかるだろうか?
気合いを入れて取り組みジェイミーだが、2時間がかり。重機なら30秒なのに、とぼやいていたけれど、映画にそんなシーンは(あまり)ない。


アシスタントチームは、恐怖の匂いは実在するのかという実験。恐怖を感じた時に出た冷や汗には独特の匂いがあるというのは本当か、それを嗅ぎ取れるのか、という課題である。
サンプルは当然3人から取る。まずランニングで普通の汗をとる、これは問題無い。
問題は「恐怖状態」でかいた汗の方。くじ引きで冷や汗のネタを割り振る3人。透明な棺桶のなかに、自分と嫌な動物をいれるという、考えようによっては拷問に近い内容。
キャリーはサソリ、30匹のサソリと7分間。トリーはヘビ、20匹のヘビと7分間。グラントはネズミ、50匹のネズミと7分間。3人共ご苦労さまでした。
さて採った汗の分析。まず、ガスクロマトグラフで分析してみると成分には違いがある。次は、それを人間に嗅ぎ取れるかである。
ボランティアの人達を集めて二重盲検法で試してみるが、結果はランダムと変わりなし。つまり普通の人には無理。では匂いの専門家はどうだろうかと試してみると、専門家は嗅ぎ分けることができた。
確実にかぎ分けることは無理だったが、鋭敏な嗅覚とトレーニングがあれば可能かもしれない、という結論。