k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.128 "Clean Car vs. Dirty Car" 〜車の表面にゴルフボール風のくぼみをつけると燃費は改善するのか?

 検証する伝説は2つ。汚れた車の方が燃費が良いという伝説と、ちゃんぽんで飲む方が二日酔いが酷いという伝説。


 汚れた車の話は、表面がでこぼこした方が空気抵抗が減るという伝説。これは実際に試してみる。同じ車を時速65マイルで1マイル走らせてみて、このときに消費したガソリンの量を比較するというもの。これを5回繰り返して平均を出してみる。
実施してみると、綺麗にした方が26.4マイル/ガロン、汚い方が24マイル/ガロン、ということで伝説はいきなりBusted

 しかし、ゴルフボールはつるつるの表面にしてしまうと飛距離が出ないことが知られている。二人が同じ材質でつるつるとそうでないのと2種類のボールを用意し、プロゴルファーに売ってもらうと確かに顕著な違いがでる。

 ならば、車の表面にディンプルをつけたら燃費はどうなるか。これも実験。
まず車の表面を粘土で覆い、表面をなめらかに仕上げる。これで上記と同じ実験を実施。
ついで、粘土の表面に丸いくぼみをつけていく。(これを手作業で行うのだから大変だ) そして、同じ条件で実験。
なんと、ディンプル無しが26マイル/ガロンだったのに対し、ディンプル付きは29.6マイル/ガロンと1割以上の差が出ていた。これはびっくり。車の形状というのは、それなりに最適化されていると思っていたので意外な結果でした。これは再検証かかるかもしれないな。


 ちゃんぽんで二日酔いが酷くなる、という伝説は、アシスタントチームが挑戦。
 まず、二日酔いの程度を計測するために、どこまで強い光に耐えられるか、騒音に耐えられるか、記憶力はどうか、皮膚の張りはどうか、吐き気は大丈夫か、などを測定するマシンを準備。(「拷問装置」などと軽口を叩きながら準備するキャリーが酷い。)
実験は、まずしらふの状態の二人(トリー、グラント)を朝6時に起こして拷問装置で実験。次に、ビールだけを二人に飲ませまくり、飲んだ量を記録しておく。翌朝朝6時に無理矢理たたき起こして、拷問装置で実験。最後に、ビールだけのときとアルコール量が同じになるように、ビールとリカーを混ぜて飲ませて、同じく翌朝たたき起こして実験。この3つを比較するというもの。

 実験結果は、意外なことに二人ともちゃんぽんの方が症状が軽いという結果。特にグラントはちゃんぽんを飲んだ翌朝にはけろりとしていました。
ちゃんぽんが良くないのは、飲み過ぎるからだという話も聞いたことがあるので、アルコール量が同じならこういうものなのかもしれないな、と思いました。

 でも、吐き気計測装置にかけられたグラントは本気で嫌そうでした。(彼は、乗り物酔いに弱い。)