k-takahashi's blog

個人雑記用

ボードゲームジャンクション

ボードゲーム・ジャンクション (Role&Roll EXTRA)

ボードゲーム・ジャンクション (Role&Roll EXTRA)

 安田均らがロール&ロール誌に載せた記事を再編集したものに、カタログ記事と座談会を付けた1冊。カタログ部とリプレイ部が半々ずつですが、まあ、カタログとして造られた一冊なんでしょう。約140アイテムが紹介されていて、年代別テーマ別にまとまっている。ただ、カタログ路線でいくなら、全ページカラーにしてほしかった。


 個人的希望としては、連載記事をそのまま収録した上で、現在の目から見ての追加コメントという形式が良かったのだが、分量の問題とか、そもそもそういう記事が受けるのかという問題とかあったのだろう。
きちんとした分析記事とかも同じように「受けない」と位置づけられたのかもしれないが。安田先生そういう方向で一冊書いてくれないかな。


 お値段少々微妙(2800円。全ページカラーなら納得するのだが。)ですし、表紙のイラストが残念(私は浮いていて合っていないと思う。よいデザインのゲームがいくらでもあるのだから、おしゃれにまとめた方がよいのでは?)ですが、悪い本ではないと思います。


 SNEでルール翻訳を大量に割り振られている人達の苦労が伺えたのがちょっと面白かった。確かに訳しているだけだと、なんだか分からないルールってあるものな。柘植めぐみ氏とか年に100以上翻訳しているとか。仕事とは言えご苦労様です。