k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2010年10月号

Newton (ニュートン) 2010年 10月号 [雑誌]

Newton (ニュートン) 2010年 10月号 [雑誌]

 特集は「宇宙誕生の1秒間」。誕生から10^-43秒間続いた「プランク時代」、その後のインフレーション時代、ビッグバン、反粒子の消失、陽子と中性子の誕生(ここまでが1秒)。
 インフレーションのエネルギーは真空の相転移によるものだと思っていたのだが、最近はそうではなくもともと真空がエネルギーを持っていたと考えるモデル(インフラトンモデル)が主流なんだそうだ。


 新発見の恐竜を伝える記事も面白かった。アルゼンチンで発見された化石をもとに三畳紀の世界を推測するもので、まだ名前が付いていない恐竜化石が根拠。

恐竜類は、ワニ類祖先のクルロタルシ類と争いながら、三畳紀にすでに多様な進化を始めていた。(p.98)

ジュラ紀に繁栄したと思われていた主要グループの祖先が三畳紀にすでに出現していたんだそうで、恐竜類の進化の時期が前倒しされることになるらしい。


 短信記事で面白かったのが「肩こり」。肩の筋肉が硬くなるだけでなく、別の疾患が原因の場合もあり注意を促している。例えばこんな例が挙げられている。

心臓疾患の場合、心臓の筋肉に繋がった神経と肩の筋肉に繋がった神経は、途中で合流して脳に繋がっています。そのため、脳が心臓の痛みを肩の痛みと勘違いする「関連痛」が生じて、肩こりを感じることがあります。(p.119)

おまけ エクサエレトドン

 恐竜記事中に出てきたもので、哺乳類の祖先につながる種なんだが、この想像図は、人面恐竜に見えてしまった。