Newton (ニュートン) 2010年 10月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2010/08/26
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インフレーションのエネルギーは真空の相転移によるものだと思っていたのだが、最近はそうではなくもともと真空がエネルギーを持っていたと考えるモデル(インフラトンモデル)が主流なんだそうだ。
新発見の恐竜を伝える記事も面白かった。アルゼンチンで発見された化石をもとに三畳紀の世界を推測するもので、まだ名前が付いていない恐竜化石が根拠。
恐竜類は、ワニ類祖先のクルロタルシ類と争いながら、三畳紀にすでに多様な進化を始めていた。(p.98)
ジュラ紀に繁栄したと思われていた主要グループの祖先が三畳紀にすでに出現していたんだそうで、恐竜類の進化の時期が前倒しされることになるらしい。
短信記事で面白かったのが「肩こり」。肩の筋肉が硬くなるだけでなく、別の疾患が原因の場合もあり注意を促している。例えばこんな例が挙げられている。
心臓疾患の場合、心臓の筋肉に繋がった神経と肩の筋肉に繋がった神経は、途中で合流して脳に繋がっています。そのため、脳が心臓の痛みを肩の痛みと勘違いする「関連痛」が生じて、肩こりを感じることがあります。(p.119)