Newton(ニュートン) 2015年 04 月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートン・プレス
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: 雑誌
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QAM(直交振幅変調)の説明までしてあった。
ナミビア トワイヘルフォンテン
いわゆる岩石彫刻画があるのだが、ほとんど知られていなかった存在で、記事を書いた鈴木革氏も2007年の世界文化遺産登録のときまで知らなかったそうだ。
撮影旅行の記事で面白かったのが、車の調達。ナミビアの首都ウィントフックではきちんとした車が手に入らないので、ヨハネスブルグで車を借り、それで移動した。荒野を単独移動するので車の信頼性は命に関わる。
眼
様々な動物の目のドアップ写真があって、一瞬ぎょっとする。
三畳紀ころまで、脊椎動物には「第三の眼」があったという。以前にもちょっと聞いたことのある話だったが、特に研究が進んだということではないようだ。
冬眠
最初の「冬眠する哺乳類」と系統樹の対応が面白い。どこかで冬眠するブロックがあるわけではなくて、様々な哺乳類が冬眠することが分かる。
面白いのは、熱帯や亜熱帯に生息する哺乳類にも冬眠するものがあるということ。また、冬眠するかどうかは個体差が大きく、「実験したけれど冬眠しなかった」というのが実は間違い(というか個体差の見落とし)で、冬眠することが後から分かったという種もあるそうだ。知られていないだけで冬眠できる種はもっと多いかもしれない。
冬眠の中身の研究も進んでいて、これはまだ定説にはなっていないが、「冬眠中は睡眠ではなく、中途覚醒中に寝不足を補うために寝ているのではないか」という説もあるという。上述の熱帯の冬眠もそうだけれど、色々複雑。
人工冬眠の話はよく出ているけれど、単に冷やしておくという単純なものではないということ。同じ冬眠でも小型のリスト大型の熊では物質の流れとかも異なる。