ニュートン 2017年7月号

Newton(ニュートン) 2017年 07 月号 [雑誌]

表紙はまさかのリトルグレイ。連載特集「宇宙人を科学する」の第1回はSETI。
2015年7月にスタートした「ブレイクスルー・リッスン」の紹介、窓、オズマ計画、オセチ（光学的SETI）、ダイソン球といったあたりの基本的な話の紹介。

連載「心肺機能」の3回目は健康診断。心電図で測る電気信号の心臓内の流れ方の図というのは初めて見たかな。

「極北のレインフォレスト」は、アラスカの温帯雨林の紹介。
伐採すると木の種類（というか育ち方）が揃ってしまうため、生物相が貧弱になってしまうのが写真でみごとに説明されている。

今号で一番面白かったのが「むかわ竜全貌公開」。
日本で発見された中での最大の恐竜「むかわ竜」。全長8メートルの骨格写真や、全身化石が残りにくい大型恐竜が残った理由（海の地層から見つかったのが幸いした）など。
北海道博物館の小林快次准教授のインタビューもあり。
博物館での公開が楽しみ。

インタビューでは、ゲノム編集（CRISPR/Cas9)のエマニュエル・シャルパンティエ博士、ジェニファー・ダウドナ博士、光増幅器の中沢正隆教授、と研究楽しそう。