コマンドマガジン Vol.96(ゲーム付)『ホワイト・デス』
- 出版社/メーカー: 国際通信社
- 発売日: 2010/12/20
- メディア: 大型本
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ということで、松谷健三氏が細かいシステム紹介記事、山内克介氏がリプレイを載せている。のだが、この解説記事を読んでも、やっぱり「この戦闘を続けるのはしんどうそう」と思ってしまう。(2ターンのシナリオもあるので、最初はそれでシステムになれるところから始めるのだろう。)
戦史記事は大木毅氏が、マルス作戦全体についての最新研究成果を紹介している。独ソ戦の専門家グランツ(記事中の参考文献には、David M. Glanz とあるけど、 Glantzだったような)氏の研究によると、もともと中央軍集団全体の崩壊を狙った作戦だったが、計画が失敗したので目標をすり替えた、とのだそうだ。この構図からだと、ヴェリキエ・ルーキ戦の位置づけも、従来の「支作戦」ではなく大きな作戦の中間点と変わってくるそうだ。
複数の記事で「戦略→作戦」みたいな話が出ていたのだが、これって編集部からの要望か何かなんだろうか。