- 出版社/メーカー: シミュレーションジャーナル
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
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マップは東は越後・伊豆、西は因幡あたりまで。小さめのヘクスがびっしり並んでいるのは当時のゲームっぽい。
上田洋一氏の記事では、
謙信は上洛して信長を打倒できたか?
この「if」に対する私の答えは、「極めて困難であろう」である。(p.11)
としている。1578年に謙信が周囲の勢力と話を付け上洛を目指した場合、信長軍との戦力比はほぼ1対1になる。こうなれば謙信が合戦で勝つ可能性は高い。そして、一度勝利すれば京は目前である。
しかし、その場合信長は、ほかを全て捨ててでも対謙信に注力するだろう。具体的には、中国・丹波方面を一時捨てて光秀と秀吉をこちらに振り向ける。そうすれば戦力比は2対1にまで広がる。また、北陸の降雪の問題で謙信は9月下旬(現在の11月初旬)までに決着を付ける必要がある。信長がこれを理解していれば、決戦を引き延ばすだろう。
ということで、「困難」。しかし「不可能ではない」という評価にしている。
山内克介氏のリプレイ記事では、ツクダ版(謙信が消耗戦で上洛できず)に対してオプションの追加武将を加えた形になっている。記事中では、武田勢の追加が効果大となっている。
連載の「データで見る日米海戦史」はいつもと趣向を変えて、カタログスペックがゲームにどう反映しているかという記事。今回は、AirForceとDawnInFlamesを見ているが、AirForceで零戦21型が性能がそれほど高く無かったり、DawnInFlamesでP-51Dが妙に高かったりしており、カタログスペックと直結していないことが分かる。