k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンドマガジン 118号

付録ゲームは瀬戸利春氏による『帝国戦車師団』。1944年に実施された「大陸打通作戦」がテーマで、コマンド111号の『常徳殲滅作戦』のシステムを使っている。
日本陸軍最初で最後の電撃戦は、戦車第三師団によって表現されている。6ユニットしかないが、額面戦力・移動力が大きい上に、1ターンに6回の移動と戦闘を行えるというもの。(通常のユニットは移動と攻撃を合わせて3回)
デザイナーズノートを見ていると、「温めていたテーマが、『常徳』というきっかけを得てゲームとして開花した」という感じ。

テーマから見てセールス的には難しいだろう(そこは割り切ったのか、今号に『常徳』の作戦研究とリプレイが掲載されている。買う人は両方買う、買わない人はどちらも買わない、という割り切りだろう)けれど、こういう形でゲームが出てくるのは嬉しい話。


徳岡氏の『野獣げぇまぁ』は、ユニットのヒーロー性。そこから「楽しいという体験」というところに繋げている。ナラティブとかにも通じてくる。