昨日、妻と喋っていて出てきたネタ。意外と迷う人が多いらしい。
- ヘタリアを読んでいるので、プロイセンとハプスブルク(マリア・テレジア)が喧嘩していたのは知っている。
- ベルばらを読んでいるので、マリア・テレジアの娘がフランス革命の時に処刑されたことは知っている。
- でも、それがアメリカ独立戦争とどう関わっているかは知らない。
という状況らしいのだ。
勿論、このイベントの間は補足することができて、
- プロイセン(フリードリヒ大王)とハプスブルク(マリア・テレジア)が七年戦争を争う。
- ハプスブルク側にフランスが、プロイセン側にイギリスが、付く。この際、北米では英仏両勢力間で「フレンチ・インディアン戦争」が続いていた。
- フレンチ・インディアン戦争はイギリス側の勝利で終わり、北米はイギリスの支配下となる。
- このときイギリスは、膨大な戦費(世界中で戦ったのだから当然だ)の負担に困り、支配下に置いた北米でも課税を強化する。
- 課税を強化された北米は、怒ってボストン茶会事件を起こし、独立戦争スタート。
- フランスは前回の借りを返すとばかりに、北米側を支援。
- 独立戦争は成功、アメリカは独立する。
- 戦争続きであげくに米独立戦争への出費もかさんでいたフランス。財政立て直しが必要となり、三部会が招集され、国民議会、ヴァスティーユ、と進んでいく。(これがベルばらの時代だ)
ということになる。ということで、独立戦争が先。(もっと、直接的に「アメリカ独立戦争がフランス革命に影響した」と知っていればそれで終わりだが、それを知らなくても推測はできるというわけ。)
フランスの場合凶作とかのこともあるけれど、独立戦争もフランス革命も、金不足が遠因になっているのは面白い。