クトゥルー神話の入門書とマンガ

ビジュアルで楽しむ「クトゥルフ神話」

異形たちによると世界は…

「ビジュアルで楽しむ」の方は、入門書。主要なモンスターは見開き、それ以外は1ページで解説文とイラスト。それに加えて魔道書や著名な場所などを一通り紹介。ショゴスが直立していて、ちょっと面白かった。
巻末にクトゥルフ神話の大体の流れも紹介されており、リン・カーターの設定を洗練させたサンディ・ピーターセンという位置づけでTRPG版を紹介している。（「SANチェック」という用語も約1ページ使って紹介。）この辺は、森瀬繚氏の手慣れた解説。

「異形たち」の方は、COCO氏による4コマ漫画集。上記の入門書と続けて読むと、かなり基本設定に忠実なことが分かる。いや、アレンジしている設定ももちろんたくさんあるのだが、変なところで基本設定に忠実なので笑える。（クトゥルフと古のものの闘争のところとか、吹き出した）
「供物」というインスマスのアレンジストーリーがお気に入り。

追記　2011/11/22

後書きは、森瀬繚氏の下書きをもとに、ライターの方が書かれたそうです。
てっきり、森瀬氏が書いたのだと少しも疑っていませんでした。