k-takahashi's blog

個人雑記用

俺の屍を越えてゆけ

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購入から2か月、1939年6月に第41代当主によってようやくクリアー。難易度は「しっかり」だったので(「あっさり」はイベントを飛ばしすぎるかもしれないと言わた。)、それほど苦労したわけではない。
ゲーム本体については、あちこちに紹介があるので、そちらで。http://www.jp.playstation.com/scej/title/oreshika/ とか http://www.4gamer.net/games/130/G013082/20111109039/ とか。

ゲームとして

敗走が4回(最初の月、最初の中ボス戦、朱点を倒して敵がダンジョンが入れ替わった直後、最初の髪戦)。
誰かが戦闘不能になるのはもう少し回数があったが、常に健康回復薬や技の回復薬は持ち歩いているので、戦闘中に一人やられたくらいなら立て直し可能。これはなんとかなる。
しかし、敗走するとそのまま強制送還となり、大抵は死者2名くらいとなる。出撃できる戦力が減り、当然の結果として奉納点の稼ぎも減る。だいたい立て直しには1〜2年かかる。


そのため、戦闘はどうしても慎重に進めざるを得なくなる。設定上、リセットを多用するタイプでは無い(凡ミス巻き戻しのためのリセット・リロードは何度もやったが)ので、これはこれでよい。
ただ、このゲーム、技や装備、戦闘方法を工夫することで強い敵を倒すことができるようになっている。各ダンジョンの中ボスくらいだと何度も対戦するのでそれが実感できるし、実践もできるのだが、一度しか戦わないような相手だとこの楽しみが難しくなっている。
ちょっと残念だったかな、と。


交神のための奉納点をキャッシュと捉えると、俺屍のシステムのビジネスゲームとしての側面が見えてくる。交神のための奉納を新製品開発投資と思えば、市場投入後(ダンジョンで戦う)にキャッシュを稼いでくれて、そのうち製品寿命が来て引退ということになる。
複数の製品を回すことで新製品開発のためのキャッシュを絶やさないようにしつつ、投資を拡大していくことでより稼げる製品を作る、というわけだ。
家族の頓死は何らかの不具合による販売中止に相当するし、奥義の継承はシリーズ展開ということにでもなるだろう。キャッシュが尽きたら倒産だ。
(などと思ったので、途中から奉納点だけは毎月メモるようにして、これでゲーム再開時に状況を思い出すのがだいぶ楽になった。)


枡田さんなら、当然そのくらいは見抜いた上で作っているのだろうし、社会人の人もなんとなくそういうところを感じながら楽しんでいるのかもしれない。

こういう捉え方をすると、交神の時の奉納点のかけ方に重点を作るかどうかという判断にも、また違った趣が出てくる。

世界観

昼子(水蛭子)なんてネーミングの神様を最高位に置くなんてことをする人は少ないだろうが、いかにも「天外」の枡田さんらしいと思う。(ヒトが代を重ねることで神の力を越えるとかいうあたりも天外を思わせる。)
AKBネタでごちゃごちゃ言っている人がいたけど、そんなの小さい話。我が国の建国神話をおもちゃにしたストーリーなんだから。


黄川人周りの設定がちらほら言葉の端々に出てきていて、それがまたどこまで正しいかどうか怪しいというあたりのひねくれ方も面白い。源太はどうなっているんだろうとかも。(で、最後に「チャラ」にしてしまうんだよな。)
この辺は、買ってある(買っただけでまだ開けてもいないのだが)攻略本*1をこれから読むので楽しみなところ。

余談だけれど

「しっかり」モード(四段階ある難易度のうち、簡単な方から2番目)なのに2か月以上もかかった理由は私のプレイスタイルにある。
普通に帰宅していれば毎晩数ヶ月分ずつ進めるのは難しくないのだけれど、やはり忙しくなるとプレイが止まる。10日以上触らなかったこともあった。
一方で、余裕のある週末ならば数時間続けてぷれいしたこともある。
さすがに10日以上放置していると感覚を取り戻すところから始めなくてはならず、というのがプレイが長引いた理由。


もちろん、ある程度定期的にやるようにすればよいだけで、それは私の選択ということにすぎずゲームの責任ではない。
ただ、こういうプレイスタイルの人間はいわゆる「ソーシャル」系のゲームにも向かない。(あれもある程度定期的にプレイすることが前提) MMOに今一つ乗り切れなかったり、GNOに結局手を出さなかったり、というのも同じ要因なんだろう。

補足

武器を付け替えていてうっかり武器無しで出撃してしまい、「なんでこんなにダメージ低いんだろう」と悩んだことが一回。グラフィック上は変化がないんですよ。


術選択のUIは、分かりやすいと言えば分かりやすいが面倒と言えば面倒。何か手はあるような気もするが、思いつかない。


相場は、アイディアはともかくスパンがキャラの寿命と合ってなかったのが途中で関心を失った理由のような気がする。残るわけでもないので、なんか印象がなくなってしまう。誕生祝いに札買って、なんてのもやってみたのだけれど、お金を使う適当なイベントが無いんですよ。成人のときに継承武具を作るようにすれば良かったかなあ。

*1:

俺の屍を越えてゆけ 新説・公式指南書 (ファミ通の攻略本)

俺の屍を越えてゆけ 新説・公式指南書 (ファミ通の攻略本)