k-takahashi's blog

個人雑記用

るるいえばーすでー

内山靖二郎氏の「るるいえ」シリーズ第4弾。今回は「バースデー」というお題に合わせてのシナリオ設定、加えてプレイヤーから「学園ものを」というリクエストがあり、以前のプレイの反省も合わせてという趣向。
なので、どちらかというとマスター(キーパー)向けの一冊かもしれない。


46ページにあった「やはり時間制限があると、探索者の動きは活発になるものだ」というのは、日頃実感してます。


第3シナリオに出てきた「ハンドアウト」の使い方は面白い。
各PC毎に、達成を目指すべき課題を出し、達成されたら「正気度+1d3」というもの。

それぞれのNPCに探索者が張り付いていたりすると、事件を起こすことができません。そのため、キーパーは探索者を望む場所に誘導するために、正気度が回復するハンドアウトや、経験ロールができるプレイルームをいったものを用意したようです。
(略)
キーパーは楽に誘導ができ、プレイヤーもご褒美が貰えて、どっちも嬉しいキーパーテクニックなのです。(p.185)


あとは、「調べてゲームに活かす」というところを、肩肘張らずにやっているところも良かった。乱歩へのこだわりとか、ハチ公のネタとか面白がりつつ、変に高度なプレイを要求していないところとか、良い感じでした。
変に肩肘を張る人を何度か目にしたことがあるので。