k-takahashi's blog

個人雑記用

宇宙塵 204号

ファングループ「宇宙塵」は柴野拓美さんと不可分のものであり、柴野さんが編集に携わらないSF同人誌『宇宙塵』は、これまでの『宇宙塵』とは別のものであるとの認識に到りました。
(お知らせ、より)

ということで、最終号となりました。先日のこいこんで入手してありましたが、週末のコミケットでも頒布されるようです。(日曜日:東へ−01a)


目次は以下の通り


長山氏の論文の最後にある

文中敬称を省略いたしましたが、ところどころ我慢できずに「柴野先生」と記しました。

というのが印象的。


「SFとは」という話もさりながら、「SFファンとは」という視点が、柴野先生を語るときには避けて通れない。

載っていた船が転覆し、いま、あなたひとりが緊急避難ボートに乗っている。ふと見ると、波間で二人の人間が助けを求めている。一人は若くて美しい娘。もうひとりは冴えない中年のオジさん。ボートにはあとひとりだけ乗せられる。あなたは、どちらを助けるか? (p.18)

という話の二段オチのエピソードとか。


ファン活動の理想を追い、その理想が半ば適い、半ば適わなかった、というあたりは、梅田望夫のウェブ論と似たような感じなのかもしれない。