k-takahashi's blog

個人雑記用

1万円起業

ノマドだの、スタートアップだの、新しい働き方だの、といった単語を見たら、眉につばを付けて関わるべきだ。調子の良い話ばかりを並べ、上手くいかなかったときのことをきちんと考えていないものが大半だから。
そういう意味で、本書も眉唾で読むべきだ。


ただ、別にウソを付いているわけではないし、類書の中ではかなり評価の高い一冊でもある。なので、都合良くつまみ食いさせてもらうことにする。例えば、本書には、幾つかテンプレートが出てくる。

  • 誰でもコンサルタントになれるテンプレート (No.592)
  • A4用紙1枚以内のビジネスプラン (No.1079)
  • 断れないオファーのつくりかた (No.1212)
  • どんなに口ベタな人でもできる売り込みフォーマット (No.1495)

などは普通に会社員の仕事でも使える。(しかも、英語版で良ければ、このフォーマットは http://100startup.com/#resources で公開されている。)


あるいは、「トラブルのないパートナーシップのための簡易リスト」(No.2017)というのがある。これ、同人誌作る人でも使えます。


冒頭でいきなり悪口めいた書き方をしましたが、アイディアがたくさん書いてあって面白いし参考になる本。実践しないまでも、こういうのって頭に入っているだけでもかなり違うと思う。特に本書が主に扱っているのは、「アントレナーシップに溢れた、アメリカンドリームを目指すアメリカの若者」ではないところや、多くの人の事例を集めているところなどはポイント高いと思う。