k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンドマガジン 116号

付録ゲームは『タンネンベルク会戦』。ちょうど100年前の1914年、第一次大戦の東部戦線での独軍の大勝利に終わった戦い。チットドローシステムを採用しているが、チットの入れ替えを制限する(露軍は、3ターンに1回しかチットを入れ替えられない)という工夫がされている。
このシステムの動きは、所収のリプレイからも見えてきて面白い。


史記事は、大木毅氏によるもの。露軍のレンネンカンプフ大将とサムソノフ大将の対立が、個人的なものではなく派閥対立による構造的なものであったこと、独軍のHLHトリオ(ヒンデンブルクルーデンドルフ、ホフマン)が幸運に恵まれていたこと、などを記載している。
そして、会戦直後から政治的理由により脚色が始まっていた、ということも。


「野獣げぇまぁ」(徳岡正肇)は、ZOCについて。
特集が包囲戦、包囲と言えばZOCというつながりなのだが、主に作戦級での常識レベルの概念にもかかわらず、そもそもZOCとはなにかというのはよく分からない。
また、ZOCが分かりにくいというのも問題で、一方でZOCがゲームデザイン上極めて有用だということもある。

ZOCほどゲームの根幹にあるルールが、多分に例外処理を含んでいるというのは、結構な問題になりがちだ。(p.62)

これは、入門者対策として大きな課題である。実際、いわゆるユーロゲームにはZOCはない。
一方で、ZOCが担っているものは、歴史的資産も含めて多い、これを踏まえてZOCの再発明はできないか、というのは分かる。(けど、大変そうだ)


「艦これイベントに、日本機動部隊参戦」(F男)は、2月23日に川崎で行われた「艦これオンリー即売会」でシミュレーションゲームのデモプレイをやってきたよ、というレポート。
( http://fohpl.asablo.jp/blog/2014/02/09/7216551 に決意表明的な記事もあります。)

a-game かわら版 No.78

こちらにも徳岡さんのコラムがある。エンターテインメントの消費時間の話。

ゲームもまた、プレイ時間をほぼゼロにまで縮減した「ゲームの」姿が模索されている。最も有名なのは、いわゆるゲーミフィケーションで、これは「ゲームではないが、ゲームの持つ力を利用して、生産性や効率を高める」技術である。

「ウォーゲームの楽しさを15分で」「TRPGの楽しさを1時間で」というのは、論点を立て間違っている可能性がある。15分で遊べるウォーゲームには、15分で遊べるウォーゲーム固有の面白さがあり、これは1時間で遊べるTRPGも同じだ。