a-gameかわら版のNo.86の「野獣げぇまぁ」(徳岡正肇)にも、ゲームマーケットのことが書かれていて、
- 高額商品がよく売れた
- ユーロゲームの文法でプレイ可能だとして買った人がいる
- 出戻りウォーゲーマーが姿を現し始めた
ということを書いている。そして、
この現象の背景としては、それだけユーロゲームが広まったということ、そしてゲーマーはいつまでたってもゲーマーだということ
と続けている。
昨日紹介した銀パパコラムにもでてきて女性ゲーマーについては以下のように書いている。
今回のゲームマーケットで、ウォーゲーム日本史に積極的な関心を示したのは、ほとんどが女性のお客様だった。もちろん(というのも何だが)全員、ウォーゲームが何なのか、ということはまるで御存知ではなく「日本史が好き」「表紙がカッコイイ」というのがアピールポイントになったようだ。
ただ、これは非常に難しい課題だ。顧客の性別にかかわらず、こういう「緩やかな関心」に対して、ウォーゲームはなかなか適切な回答を用意できない。最大の課題は、そういう「緩やかな関心」はコンピュータゲームがまとめて持っていく構造になっているということで、この状況を覆すのはほぼ不可能と思われる。
ただ、徳岡先生は現状を悲観してはいない。
以前は、「商品を売れなくする魔法の呪文」だった「初心者向けゲーム」が、ちゃんとセールスポイントとして機能しているのは、本当に素晴らしいことだ。
今のテーブルゲーム市場は、かつてなく、初心者に優しい。
ということなので、うまく続けていくのが大事なのだろう。
(もちろん、課題がないなどとは徳岡先生も言ってはいない)