- 作者: 長谷敏司
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: Kindle版
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テクノロジーがHumanityを脅かすという面と、テクノロジーがHumanityを露わにするという面との両面を、その境界面に居合わせてしまった個人の目から描いているというのが面白いところ。Humanity の両面もまたあぶり出されることになるのだが、それが個人に落ちてくる。『父たちの時間』はちょっと作り過ぎな感じもあった(「父」の意味づけは面白い。クラス名とインスタンス名が切り替わるのはもう一つ面白い使い方が入っている)が、『Allo, toi, toi』ぐらいだと怖さが引き立つ。