k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 ep.240 Cooking Chaos (3秒クッキング)

今回は、日本発の動画2本の検証。


本当に可能なのだろうか?

空中を飛ぶ食材に衣をつけ一瞬でフライにする実験

 小麦粉、パン粉を吹き上げる装置と、卵を流す装置、海老を打ち出すキャノンが必要で、分担して作り始める二人。思ったよりもここは順調で、ほぼ動画通りに動く装置を作り上げる。そして、距離も動画通りにセッティングする。これで準備はOK。
 まず空気キャノンで発射するが、真っすぐ飛ばない。空気圧を高くしすぎるとしエビが崩れてしまう。しばらく工夫して、崩れないように支えをつけて発射することにして成功。ここでカメラで確認すると発射から的に当たるまで0.4秒。
次はこの0.4秒のタイミングに合わせて粉を吹き上げたりしなければいけないが、ここも抜かりなくタイマーの組み合わせでクリア。


ということで、いよいよ実験実行。タイミングはぴったり。だが、調理は全然できておらず。海老は室温のまま。とにかく、時間が短すぎてどうにもならない。


せめて、加熱だけはできないかということで、1000度の鍛造炉を通すという無茶な設定。衣はつけた海老を打ち込んで通過させることには成功するが、やはり加熱はできていない。
最後に、ということで鍛造炉を4つ並べてその中を通過させる。これでだめならもう工房にも道具はない。
で、やはり加熱はできず。幾ら温度を上げても、海老の中を温度が伝わる時間が取れないので加熱はむりでした。
ということでBusted


そりゃそうだろうという結論。でもマシンの見かけの動作は元ネタ動画そっくりにできていて、そこは面白かった。

爆発で野菜の中身をジュースにする

元動画を見た人は知っているだろうが、実はこの実験は熊本大学の先生が行った本物なので、実証はできるはず。


爆薬の量をまず検討し同じ爆薬を使うと一発で動画と同じ大きさの直径30センチの泡ができた。
そして実際にジュースはできている。ここで、バスターズは、「できるだけ近づけてみる」という実験を実施。すると1.5インチまでなら近づけてもトマトが崩れない。


このとき、どのくらいのジュースができているのだろうか。
まずミキサーでトマトをジュースにする。すると重量で約6割がジュースになる。では、爆薬ジュースの量は?
図ってみると重量の33%。ただ皮は完全に残しているので上々の結果。
ということで、Plausible。


ここで止まらないのがバスターズ。「次は? 爆薬を増やそう。少量で成功なら、大量で大成功のはず」という無茶理論で、池で大規模実験を実施。爆薬を1万倍にして、池にいれ、オレンジ、キューリ、トマト、パイナップルを色々な距離に置いてみる。
さてどのくらいのジュースができるだろうか?
結果は、ジュースにならない。
以前、爆発で肉を軟らかくする実験をしたことがあったが、同じ感じで果肉が柔らかくはなっていたものの、割れてしまうかジュースにならないかのどちらか。
ジェイミーの推測では、衝撃の反射で果肉が崩れるのだろう、だから池ではだめなのだというものだった。


ジュースの味は違いが出たんだろうか?