- 作者: ジョンスコルジー,John Scalzi,内田昌之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 文庫
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その後で、10年間の兵役期間中の死亡率が8割近いことを告げられ、厳しい訓練が始まる。実のところ訓練で一番難しいのは、古い自分の体に染みこんだ先入観の払拭。よくある「成功体験」とかの話だけではなく、例えば5分以上潜水させられる訓練がある。改造された体はそれに耐えられるのだが、精神の方が先に音を上げてしまう。それを克服しなくてはならないのだ。
一方で老人を入隊させる理由は、戦う意味を自分で理解してくれる可能性が高いから(それが本当かどうかはともかく)とされている。
訓練から最初の実戦辺りまでは、面白い設定(エイリアンの設定が色々とひどい)と軽口文体を楽しんでいたのだが、後半意外な展開をしていってちょっと驚いた。もうちょっと先を読んでもいいかも。
オンライン系の作家は軽口系の人多いのか、そういう人が翻訳されるような作品を書くのか、どっちなんだろう? (『火星の人』とか『大航宙時代』とかの印象が強いだけなので、全般傾向が知りたい)