上野の国立科学博物館で開催中の展覧会。色々なものの現物が見られるということで、試験も終わったので見学へ。
到着した時点では、特に列はなかったのだが、中は意外と混んでいて驚いた。少なくとも最初の部分は人が数珠つなぎで見るのも大変なぐらい。(で、段々疲れてくるのか見やすくなっていく。もちろん、目立つ部分では人だかりがするが)
以下、自分用メモ。
「がら紡」と言われていた明治時代の紡績機。糸のできが違っていて評判が良かったのだそうだ。
電気式美顔ローラー。明治時代には既にあったのね。
手動式電話交換機。これを交換手さんが手で繋ぐ。現物を見たのは初めて。
80年頃のパソコン(当時はマイコンと言っていたかな)。左上は日立のベーシックマスター、左下はインテルのキット。TK-80置かないのかと思ったら、それは本館の方に展示してあった。
一部で話題になっていたHITAC5020。すさまじい配線。
70年代の計算機。下が有名な「カシオミニ」。確かに小さいのが分かる。
大阪万博に展示された携帯(無線)電話と、日本最初の無線電話。
有名な富士山レーダに使われていた2MWのマグネトロン。
これはコマツのブルドーザー。一旦廃棄され、そのごオーストラリアに引き取られていたのが見つかったというもの。
これもその筋ではよく知られている「Uボートが運んできたIsoma射出成形機」。これをもとにした機械が戦後大活躍した。
「栄」エンジン。ゼロ戦や隼に使われていた形式。
この謎の外見の装置は高速カメラ。物理的にものすごいスピードで動くので安全のためがっちりしたカバーが付いている。
奥が大正時代の電気自動車(Milburn)、手前がマツダのロータリーエンジン車(コスモ)。
「家庭の改良は先ず台所設備から」というスローガンのポスター。手間には電気洗濯機やオーブンが見える。冷蔵庫や炊飯器、掃除機も展示されている。今なら、「ホームIoT」ってところ。
これは、駒橋発電所の記録。時間毎に発電量が書かれている。白く抜けているブロックは「トラブルで停止中」で、そのことは下の方に書いてある。当時からインフラを扱うのは大変な苦労だったわけだ。
これは磁石の展示なのだが、近づきすぎると時計が壊れるから近づくな、と書いてある。
他にも明治初期の教科書とか科学ポスター、女子大生の入学について問い合わせる手紙とか留学先から送られてきた葉書なんかも展示されている。
メートル原器を運んできたときのケースは初めて見たが、がっちりしていた。
紡績、蚕、繊維関係が多く、この辺が日本にとって非常に大事だったのも分かる。
のんびり回って2時間ぐらいだったかな。意外と混んでいたのでこれから行く人はご注意を。特別展エリアには、あまり休憩できるエリアはないので。