特集は「死」。
どうなると死ぬのか(低温、脱水、失血、低酸素)の死のメカニズムの解説。死ぬと体では何が起こるのか(心臓が止まる、神経系が死ぬ。あとは死後硬直)。死の予測と心のケア。そして、死は克服できるかの話。
COVID-19関係は薬の話。既存薬の解説(5月11日時点の情報)で、アビガン、レムデシビル、抗HIV薬、抗体医薬品、喘息の薬、などにどういう期待がかかっているかの説明。
写真は、キュリオシティ関係の火星の写真集。
食品基準値の話題も色々紹介。
消費期限と賞味期限では、生卵の問題が色々と面白い。賞味期限と消費期限は別の概念なのだが、卵については同じ(生で食べる場合)になっている。
残留農薬の基準は「農薬を適切に使用しているかどうかを示すもので、健康リスクが発生するかどうかではない」。
発がん性では、ひじきや玄米の基準(食文化を破壊する規制は正しいか)、アクリルアミド。
塩やフグの問題なども話題豊富で面白い記事。
「最新ガラスの科学」も面白かった。
調光ガラスのメカニズム(787に使われている溶液型の説明)、結晶化ガラス(部分的にアモルファスではない結晶を意図的に作ることで特性を変える)、超薄板ガラス(プラスチックフィルムでは対応できないところに使おうとしている。当然割れやすさをどうするかが課題)。