k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2017年1月号

Newton(ニュートン) 2017年 01 月号 [雑誌]

Newton(ニュートン) 2017年 01 月号 [雑誌]

超ひも理論

阪大の橋本幸士先生の協力による解説記事。
まず「ひも」の説明。ひもの振動が素粒子の種類となって現れる、振動が激しいほど重くなる。
次が「なぜ、ひも理論が必要になったか」の説明。一度はひも無しで理論構築できた(素粒子を点として扱う工夫が色々と成功した)が、重力を扱うためにはひもが必要になった。
そして、ひも理論を証明するには、という話。


最後にインタビューがあり、インタビューの後半は、ホログラフィーとか、量子重力理論にはひもが必須かもしれないとか、の話題。楽しそうです、橋本先生。

すっぱい物質の正体とは

酸の解説記事。
そもそも「酸」とはと言う研究史。まずラボアジエの「酸素があれば」説。でも塩酸に酸素はない。次がアレニウスの「水素イオンを出す」説。でもアンモニア水酸化物イオンは出さない。ブレンステッドとローリーの「水素イオンを与えることができる」説となる。

細胞はいかにして二つに分裂するのか

くびれていって二つに分かれるという分裂の仕方は知っていたが、「どうやって?」というのは確かに知らない。
動物細胞の場合、まず丸くなり、そこに収縮環ができる。収縮環は筋肉の成分でもあるアクチンとミオシンからできている。でも最後の段階は違うメカニズムらしい。
だいたい、分裂するときにそれぞれにきちんと遺伝子が分かれる仕組みも同時に働くわけで、非常に複雑。


写真

火星の地形、サバンナの野生動物、コモド諸島の海洋生態系。それぞれ綺麗な写真が色々。
火星は変な地形が多いな。

西之島、初上陸

警戒区域の縮小によって上陸調査が可能となり、10月に調査班が上陸調査を行った。そのレポート。
非常に貴重な実験場ということで、上陸前にクリーンルームで清浄し、泳いで上陸したのだそうだ。数十年から200年に渡っての気の長い調査になる。