パグマイアのシナリオ。
全17章からなるシナリオが掲載されている。キャンペーンというほど大きなものではないが、各章に導入となるような読み物（1～2ページ）が付き、短めのセッションと進め方のガイドとルール適用の説明が付いている。パグマイア、さらにはRPGの経験が少ないプレイヤー・マスターにも使いやすいようになっている。基本ルールがなくても遊べるので、パグマイアに興味があるならまずこれでよいのかな。
パグマイアのルールブック同様、全ページカラーで、表紙絵と同じテイストのイラストが多数掲載されていてイメージを伝えてくれる。イラストが気になったから、でも導入としてはいいと思う。その流れは妨げられないようになっている。
「D&Dでいいんじゃ？」というのも分かる（文化がどうこうというのも大げさだし）が、D&Dの「重さ」（もちろん、それは魅力である）がちょっとという人には、『パグマイア』の方がスタートしやすいのかもしれない。
