『 謎のビジネスジェット機横田基地に飛来』(能勢伸之)は、8月に横田に飛来したボンバルディア・チャレンジャーCL-600/650の紹介。「HADES」というレーダーシステムを装備した「アルテミス」偵察機で、これが米軍の極超音速ミサイルの支援システムなんだそうだ。
同記事中には、中国の極超音速滑空体ミサイルDF-17についての記述もあり、160kmしかない台湾海峡を越すために2500kmの射程?ということで、日本がターゲットになることも指摘している。
これは、日本に対するミサイルの脅威が北朝鮮の弾道ミサイルだけではなくなったことを意味する。
『空自戦闘機が積む「三本の敵基地攻撃ミサイル 」』(石川潤一)は、空自が購入した射程500km以上のミサイルを3種類の解説記事。確かに、一昔前なら大騒動だっただろう。電子戦で発見した敵機に対応するには長射程が必須ということ。
F-35とF-15JSIに搭載するためのJSM、AGM-158B JASSM-ER、AGM-158C LRASMの3つで、JSMはF-35がステルスモードで運用できる唯一の長射程ミサイル。残りの2つF-15用ということになる。
『イージス・アショア代案の決め手』(井上孝司)は、先月の記事の続きで、レーダーの機種(能力)面からの解説。まず問題をきちんと整理しようという趣旨で、参考資料となる。