k-takahashi's blog

個人雑記用

ザ・ループ TRPG

超巨大粒子加速器「ループ」により一部のテクノロジーが突出的に進歩したという世界で、1980年代のローティーンの子供達「キッド」が主役になるTRPG。キッドは10才から15才まで。

謎テクノロジーに関わる巨大研究所があり、便利な製品・サービスとヤバイものが両方産み出されていて、研究所関係のマッドサイエンティストがいて、事件が起こる。

キッドが事件に遭遇するのだけれど、大人はキッドのいうことを信じないので自分たちで解決しなくてはならない、ということが「設定」されている。

イメージとしては、当時の映画だと「ET」とか「グーニーズ」、最近だと「ストレンジャー・シングス」辺りに該当する。まあ、よくあると言えばよくある。

 

システムは、能力値+技能値の数だけダイスを振って、6が出た個数が成功度になる。これにダイス個数追加とか振り直しとかがつくシンプルなもの。

 

このゲームの紹介にはよく「ナラティブ」という単語が出てくるが、人間関係だの感情だのというよくあるシステムなので、それほど特徴的なものではない。ベースになった小説の設定や雰囲気がイラストとかでうまく表現されていて、イメージ喚起力は強いと思う。そういう意味では「マウスガード」に似ているが、マウスガードのような独特のシステムはないので、とっつきやすいと言えばとっつきやすい。

 

原作の翻訳に乗せる形でTRPGも出版したという感じか。80年代ジュヴナイルRPGという需要はあるだろうが、正直、わざわざ和訳するほどのものかなとも思った。国産で作ると安っぽくなってしまうという懸念があったのかな。

 

追記

キャラシとかはここに

グラフィック社