『一つの指輪:指輪物語 TRPG スターターセット』には、中つ国に住むホビット族の1人になって、初めての冒険へ出かけるために必要なものがすべて入っています。
ルールは単純明快で、作成済みキャラクターも用意されているので、すぐにゲームを遊び始めることができます。
ゲームの舞台となるのは、ビルボが『ホビットの冒険』の旅を終えホビット庄に戻ってから、『指輪物語』で語られる事件が始まるまでの間の時代です『一つの指輪:指輪物語TRPG スターターセット』のご紹介 | お知らせ | ARC:DOOM TABLETOP RPG 日本語版 | 株式会社ホビージャパン
比較的平和な時代が背景で、このスタートセットの場合所収シナリオもホビット庄でのちょっとした(?)冒険になっている。
第一シナリオの冒頭は、PC達がビルボ・バギンズに呼ばれて彼の館(袋小路屋敷)に集まったところから始まる。ここから短めのシナリオ5本でミニキャンペーンを構成している。
システムは「指輪物語TRPG」の簡易版とのこと。判定ダイス(12面ダイス。1~10の他にガンダルフルーンとサウロンの目(それぞれクリティカルとファンブルに相当))と技量ダイス(6面ダイス。技能ランクの分だけ使う。6の目のところに成功度ルーンが付いている)を振って、合計が難易度以上になれば成功。
有利な状況なら判定ダイスを2個振って良い方を取り、不利な状況なら悪い方を取る。
成功度ルーンの数が成功度で、プラスの効果が得られる。(より良い成果を出したり、他のPCの失敗を帳消しにしたりできる)
セットには戦闘中の状態を示すカードや装備品カードなども入っている。
なお、痛打のルールはある(攻撃判定で10またはガンダルフルーンが出た場合。武器の致傷値を難易度にして防御力判定を行い、失敗すると負傷状態になる)が痛打表はない。
ルールは簡単だし、シナリオもシンプルなものだが、なにせホビット庄を舞台にしたシナリオで、加えて「ホビット庄の書」という背景資料本も付いてくる。この本がルールブックやシナリオブックよりも厚い。やっぱり気になるよね。