k-takahashi's blog

個人雑記用

民間人のための戦場行動マニュアル

 

戦争に巻き込まれた民間人はどう対応すればいいか、という本。2019年発売だが、「敵軍があなたの住む街に攻めてきたら?」というところなど、ウクライナ問題を経た今、ものすごくリアルな問題になってしまっている。

 

降伏する技術、捕らわれた民間人、女性はとくに目立たないように、銃撃を受けたら、などなど。知っているだけではどうにもならないが、知らないよりはましで、少なくとも怪しげなデマに騙される危険を減らす効果はあるだろう。

爆発の現場にいたとき、まずやるのが目を開ける、そして両方の目が見えているかを確認する。次が四肢の確認。無くなっているのに感覚だけ残ることがあるから、目視でも確認する、なんて知らなければとてもできない(知っていても難しいだろう)。

 

よく訓練された専門家に対して素人が対抗するのはまあ無理だろうが、今回のロシア軍のような連中が相手なら、「人型のシルエット(首と頭とか、手足とか)を避ける(隠す)」「月明かりが少ないときより、満月の方が隠れる場所は多い(コントラストの効果で見つけにくくなる)」「刃物で襲われたとき、鞄で身を守るときは相手に手が見えないように持つ」とかの知識でも充分効果はあるだろう。

 

使いたくはない雑学でありつづけて欲しい話。