k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2023年10月号

 

軍事研究 2023年 10 月号 [雑誌]

軍事研究 2023年 10 月号 [雑誌]

  • ジャパン・ミリタリー・レビュー
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「総力戦体制に舵を切るロシア」(小泉悠)は、徴兵制改革の解説。徴兵義務年齢の拡大と「志願」制度による徴兵の戦場投入の準備。来年3月の大統領選挙のあとに戒厳令を出すのか動員を発令するのかは分からないが、長期戦を見据えた準備は着々と進んでいる。

「ロシア軍最新攻撃ヘリKa-52アリガートル」(石川潤一)は、最近評価が上がっているアリガートルについての記事。長射程ミサイルLMURの当サイト、運用方針の改善、防御戦でウクライナの防空が相対的に弱まった、など要因は幾つか考えられるが、ウクライナの反抗後は成果が増え損失が減っているのも事実。

 

ウクライナから学ぶ日本の防衛体制」(稲葉義泰)は、ウクライナの戦訓の日本への適用についての記事。沖縄をどう守るか(米軍と自衛隊の連携、設置場所の調整)、弾薬量の確保(同盟国と弾薬を融通し合える体制の整備)をどうするか(F-35の活用とHIMARS対応)。

 

「組織改編が招く護衛艦隊の弱体化」(香田洋二)は、もがみ型の性能が南西諸島周辺海域での活動とミスマッチなのではという話。国際協力等の任務を想定していたため、相対的に対空戦・対潜能力が弱い艦が中国の侵略に対抗できるのか、ということ。