k-takahashi's blog

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ヒトラー帝国の興亡

ヒトラー帝国の興亡』は、第二次世界大戦におけるヨーロッパの戦いを戦略級のスケールで再現したシミュレーション・ゲームです。従来の戦略級ゲームでは複雑なルールが用いられてきましたが、本作は極めてシンプルなルールで各国の海軍力や空軍力を再現し、また陸軍による軍事作戦を再現しています。各陣営が採り得る戦略の幅が広く、また2時間ほどでゲームが終了するため、何度でも気軽に楽しむことができます。 戦略級に興味を持った人が初めて挑戦するのにふさわしいゲームです。

■ヒトラー帝国の興亡

ということで、先日再版されたこちらにチャレンジ。と言ってもまずは第1ターン。

セットアップするとこんな感じ。ルールブックの「3.1 初期配置」には、シベリア兵団(10.7.3)の記載がないので注意。

 

自由度があるとは言っても、第1ターンはノルウェー戦とフランス戦なので、その線で検討する。

ターンは4フェイズ(海軍作戦、戦略爆撃、生産、作戦)からなる。

海軍作戦フェイズにはレンドリースもやらないといけないのだが、これも「5.0 海軍作戦」の中に書かれていないので注意(連合国軍配置のときになる)。あと、連合国側は配置した戦艦・空母を他の海域に移動させることはできない。マルタを守りたいので歩兵を送れるように大西洋と地中海に戦艦を配置。

 

戦略爆撃フェイズは今回はスキップ。迎撃(高射砲、迎撃機)の判定はダイス2個。

 

生産フェイズは、これ第1ターンってレンドリースできるのかな?(史実ではやっていたので、今回はありでやってみた。海軍の消費が激しいのでこっちで良さそう)

「8.5 資源」で獲得できる作戦チット数を示すマーカーを作っておくのが良さそう(米英独ソの色のブランクマーカーがあるので、それを流用)。あと、ルーマニア独ソ戦が始まるまでは中立扱い。

フランスはパリの要塞と歩兵(フランスの東に配置)。米国は英国の戦車と飛行機。英国は作戦チット1枚用意、サウザンプトンに歩兵(マルタ用)、ソ連は工場と歩兵(レニングラード)。

 

作戦フェイズは、ノルウェー攻撃とフランス攻撃。ノルウェーは順当に独軍勝利となり、オスロの資源(作戦マーカー)とベルゲンの航空基地を確保。

フランスの方は、ダイス目がやや偏り、一度目のパリ攻撃は仏軍の頑張りで撃退。ただ、2度幸運が続くことはなく2度目の攻撃でパリ陥落。パリ上空の航空戦は英軍の連勝で、これはちょっとあとに尾を引きそう。(追記:これ私のルール間違い。フランスと英米は陣営が違うので航空支援は出せない。となるとパリ陥落はやはり避けがたい。)

パリ陥落を受けて、英軍はマルタに歩兵を輸送。

 

作戦フェイズが終わったところで、帰還ボックス内のユニットを保管ボックスに戻しターン終了。

 

ここまでルールブックをひっくり返しながら1時間といったところ。多分慣れればセットアップと合わせて20分ぐらいで済みそう。

 

 

さて、この後、第3ターンに独ソ戦を始めるとなると、第2ターンの独軍は独ソ国境への戦力集中。ユーゴとギリシャをどうするか。攻撃しておいた方が良さそうかな。

英軍はイラクの油田を狙うのかな。ドイツの戦闘制限(10.2.2)があるので、できるだけ東西両戦線でちょっかい出せるようにしておきたい。

で、第4ターンから独ソ戦。この後は実際に動かしてみるか。